笹だんご作り

6月、紫陽花(あじさい)の花が色づき、梅雨入りの便りをきくころになると、きすげこども園では「笹だんご作り」を行います。

 

笹だんご作りでは、地域の皆さんのご協力が欠かせません。

 

毎年、保護者の皆さんをはじめ、地域の皆さんにも声をかけさせていただき、多くの皆さんにご参加をいただいています。

 

笹だんご作りには、笹取りから始まり、蒸したあとの干すところまでいくつもの工程があります。笹取りや蒸しのように職員だけで行うものもあれば、笹洗いなど子どもたちと行うもの、生地づくり~笹巻きなど、保護者の皆さん・地域の皆さん・子どもたち・職員など、総出で行うものもあります。

あらかじめ笹の葉をきれいに水洗いします。

一枚一枚、きれいに水で洗い、向きと表裏をそろえておきます。

おひさまGのみんなでお手伝いしてくれました。



 

地域の皆さんの笹を巻く慣れた手つきはさすがです。地域の方に習いながら笹だんごの形になったときには、若い親御さんとお子さんの嬉しそうな顔が見られました。

 

「笹だんご作り」では、親子のふれあいとともに地域の皆さんとのふれあいの機会をつくっています。

 

また、いまではすっかりお店で買ってくるものになった笹だんごですが、もともとは地域のなかの各家庭で作られていた新潟の伝統食、その伝統食を昔ながらの作り方でつくり、この地域の季節の食体験として食育の機会ともとらえています。

 



おひさまGさんは、子どもたちだけで、しばり終わったお団子を集めてくれました。

たけ組(5歳児)さんを中心にして、ほし組(4歳児)さんと はな組(3歳児)で協力をしています。



 

手前味噌ですが、この笹だんご、作り方が昔ながらなだけに、味のほうも昔ながらの笹だんごで、歯触りの良いすこし弾力のあるおだんごの皮と、甘すぎずほんの少しだけ塩気の効いたあんこの塩梅も良く、お店では買えない感じのなつかしい笹だんごです。



 

今年も皆さんのおかげで、たくさんのおだんごができました。ありがとうございました。


 

ちなみに、蒸しの作業では、防災用の「かまどセット」を使用しています。いざという時に準備してある用具を使えるように、年一回の防災の練習もかねています。