
こども園では、音楽遊びや身体表現活動を、普段の生活のなかで行っています。
『生活発表会』は、こども園での生活を、おゆうぎや楽器あそびの発表を通して、子どもたちの表現的な成長や“できる”ことを実感してこころの成長も、皆さんにご覧いただきたい行事としています。
今回のブログでは、ステージ裏や出番前のお部屋での様子をご紹介します。


衣装に着替えて、出番を待ちます。
ステージへの袖(そで)は、いやが上にも緊張感が高まります。それを楽しんでいるような子もいれば、泣き出してしまう子もいます。ここで、保育教諭は声を出したり振り付けを踊ったりして、子どもたちの気持ちをつくって、ステージへ送り出します。
ステージの上は、熱を感じるくらいに照明が当たり、会場の皆さんの視線がぎゅっと集まっています。そんななかで、元気いっぱいに音楽に合わせて体を動かしています。
最後のポーズを決めて、ステージを下がるわんさんの背中にも、何か安堵(あんど)感が漂っているようにも見えます。
最後に音楽劇をするはな(3歳児)さんは、ステージ袖で、下りてくるわんさんにハイタッチをしてねぎらい(?)。わんさんも、これからステージに上がるはなさんを応援しているようにも見えます。
子どもたち同士で、こんなふうに緊張感や高揚感を味わっているのかもしれません。
反省会では、はなぐみ担任から、これまで練習してきて、本番がいちばんよくできましたとのこと。
生活のなかでの身体表現や音楽活動を通して、“できた”“できるんだ”ということを実感し、こころの成長につながるような取り組みにしています。
ちなみに、ステージのほうから見ると、こんなふうに見えます。
職員合奏では、パイレーツ・オブ・カリビアンのテーマ「彼こそが海賊」と「あわてんぼうのサンタクロース」を披露しました。
職員も、緊張します。
※)写真は、一部加工しております。ご了承ください。

生活発表会が終わってからも、クラスでは発表会のおゆうぎをしたり、音楽遊びを普段の生活のなかで行っています。発表会前より、楽しみながら自信を持って体を動かしているように見えます。
きすげこども園では、普段の活動を発表したり評価できる場として、行事をひとつずつ大切にしています。
発表会が終わると、クリスマス会。そして年の瀬。
昔から日本人の生活に溶け込んできた年中行事のように、園の行事もまた、生活に溶け込んだものとして大切にしていきたいと思います。